2016年2月4日木曜日

WristableGPS SF-810B/V&SF-710Sユーザーが考えるSF-850PB/PWを買うべき理由/買わない理由


毎日継続する運動習慣としてランニングも楽しんでいる管理人にとって、走る時になくてはならないものの1つが、WristableGPS SF-810B/VというGPSウォッチです。

このSF-810B/Vを利用することで、ランニングの内容だけではなく、運動している間の心拍数も記録できますから、疲労度なども含めた身体の調子を把握できるメリットはとても大きなものになっているため、全く手放せなくなってしまいました。

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そんな中、最近のことですが、WristableGPSシリーズの最新機種として、SF-850PB/PWという製品が新たに発表されました。

このSF-850PB/PWは、SF-810B/V同様に脈拍計測対応GPSウォッチながら、追加機能として現在流行中の活動量計機能やランニングのトレーニングで便利なVO2Max推定計測機能も搭載され、SF-810B/Vの後継機種というよりは、上位機種という位置づけになっています。

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実は、管理人自身、WristableGPSシリーズについては、2013年11月発売のSF-710Sに追加する形で、2014年10月発売のSF-810B/Vを購入するなど、最新機種を追いかける価値がある製品だと感じてきました。

ちなみに、管理人よりもストイックなシリアスランナーとしてランニングを続けている管理人の家族の場合、SF-710Sの先代にあたるSS-700S/Tを早い時期から愛用してきましたから、管理人宅で意外に長く愛用してきたGPSウォッチシリーズと言えそうですね。

そのため、今回の新製品の発表でも、一番気になるのは、SF-810Bの次のGPSウォッチとしてSF-850PB/PWを購入する意味はあるのかということでした。

それを判断するために、
2016年2月モデル:SF-850PB/PW
2014年10月モデル:SF-810B/V
2013年11月モデル:SF-710S
2012年8月モデル:SS-700S/T
の4機種について変化した部分を比べてみることにしました。

実際に比べてみると、
SS-700S/T→SF-710S
・サイズ(厚さ):
 15.7mm→13.6mmへ小型化
・重さ:
 61g→約59gへ軽量化
・バッテリー寿命:
 14時間→30時間へ延長
・心拍計測:
 外付胸部センサー利用で変わらず

SF-710S→SF-810B/V
・サイズ(厚さ):
 13.6mm→14.2mmへ少し大型化
・重さ:
 約59g→約52gへ軽量化
・バッテリー寿命:
 30時間→24時間(脈拍計測OFF時)へ減少
・心拍計測:
 外付胸部センサー→内蔵センサー利用へ改善
SF-810B/V→SF-850PB/PW
・サイズ(厚さ):
 14.2mmで変わらず
・重さ:
 約52gで変わらず
・バッテリー寿命:
 24時間(脈拍計測OFF時)で変わらず
・心拍計測:
 内蔵センサー利用で変わらず
 という結果になりました。

参考リンク:
SS-700S/T 製品仕様
SF-710S 製品仕様
SF-810B/V 製品仕様
SF-850PB/PW 製品仕様
SS-700S 発売プレスリリース 
SF-710S 発売プレスリリース
SF-810B 発売プレスリリース
SF-850PB/PW 発売プレスリリース
エプソンさんより)


それぞれについて少し詳しく見てみると、まず2012年8月モデルのSS-700S/Tから2013年11月モデルのSF-710Sへの進歩では、小型軽量化が実施されていながら、バッテリー寿命が2倍以上に延長されるなど、基本的な性能をしっかり強化していることが分かります。

また、仕様表からは読み取れない性能としてはGPS機能もSF-710Sでは格段に強化されたのですが、その結果、別物と感じるほどの安定感になり、実際に管理人が購入したSF-710Sを利用した管理人の家族が即座に不満を感じていたSS-700S/Tからの買い替えを実行するほどでした。


次の2013年11月モデルのSF-710Sから2014年10月モデルのSF-810B/Vでは、サイズ自体は多少増加したものの、軽量化が実施され、心拍計測も外付の胸部バンドから内蔵センサーの利用ができるようになったことが分かります。

この内蔵センサーの搭載で、SF-810B/Vを手首に装着するだけで心拍数を記録できるようになった利便性は想像以上で、それまでの胸部にベルトでセンサーを装着する手間には戻れないと感じる最大の進歩です。

ただし、本体内部に脈拍計測用のセンサーを搭載する必要もあるためか、バッテリー寿命は大きく減少しているのは少し気になりますね。

とは言え、ウルトラマラソンを含めてかなりの部分をカバーできる時間が確保されているため、実際には大きなデメリットにはならないというのが実際に利用している管理人の正直な印象です。


最後に、2014年10月モデルのSF-810B/Vから2016年2月モデルのSF-850PB/PWでは、サイズや重さ、バッテリー寿命、脈拍計測などでも、大きな変化が見られません。

もちろん、活動量計機能やVO2Max推定計測機能は新たに追加されているものの、外観なども違いを見つけることができないくらい同一のものが利用されています。

参考リンク:
SF-850PB/PW 360°VIEW
SF-810B/V 360°VIEW
エプソンさんより)


そのため、SF-810B/Vのハードウェアに新しい機能を追加したソフトウェアを導入した製品がSF-850PB/PWなのかもしれません。


そう考えてしまうと、管理人として、とても気になるのがSF-850PB/PWの次に発売される新機種です。

この場合、大きなハードウェア的な進歩が盛り込まれなかったSF-850PB/PWとは異なり、SF-810B/Vから数えて2年以上のハードウェア技術の進歩が反映された製品になるでしょうから、GPS機能やバッテリー寿命などの基礎的な性能だけではなく、全く新しい機能も追加される可能性が高いと管理人は考えています。

具体的には、自転車や水泳などにも対応するなどして、水泳(スイム)、自転車ロードレース(バイク)、長距離走(ラン)の3種類の運動を連続して行うトライアスロンなどにも対応するなど、トライアスロン限らず、より広い領域での活用が可能になるのではないかと予想中です。

参考リンク:
トライアスロン
Wikipediaさんより)


このため、SF-810B/VからSF-850PB/PWへの買い替えはすぐに決断できずに、少し悩んでしまっています。

また、管理人自身、SF-850PB/PWで追加された活動量計機能やVO2Max推定計測機能は面白いと感じる一方で、運動を行っている時以外の睡眠を含めた日常生活時にはGPSウォッチを装着しないようにしているため、活動量計機能があまり積極的に利用できないことと、VO2Max推定計測機能も、SF-850PB/PWでは厳密な測定ではなく、あくまで一般的なデータを元にした目安の提供に留まっていることも、これまでのように買い換えを即決できない理由の1つなのは間違いありません。

もちろん、SF-810B/Vの性能に純粋にランニングを楽しむ目的では不満もなく、とても満足していることも、買い替えに積極的ではない大きな理由ですね。


とは言え、これから本格的にGPSウォッチでのランニングを楽しむ場合や今現在脈拍計が内蔵されていないGPSウォッチを利用している方の買い替え目的では、SF-810B/Vに数千円を追加することで、よりも機能的に進歩したSF-850PWが手に入るというの魅力です。

実際、もし管理人が、SF-810B/Vより前の製品を利用しているのならば、この機会に買い換えを即決しているほど2016年2月現在での完成度が抜群に高い製品ですから。


管理人おすすめのWristableGPSシリーズ購入先リンク
・快適に走るための便利機能追加の2016年最新モデル
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