2014年10月5日日曜日

驚異的な測位スピードをサポートするSF-810B/VやSF-710S向けのAGPS機能はiPhoneだけではなく、iPadからも利用可能なのか



管理人がランニングを行う時に愛用しているエプソンさんのGPSウォッチ、SF-710Sの機能の中で特に気に入っているもの1つが、AGPSと呼ばれる機能があります。

このAGPS機能とは、あらかじめGPS衛星の軌道データをSF-810B/VやSF-710SなどのGPSウォッチに転送することで、ランニングを開始する前に必要な測位完了までの時間を大幅に短縮するという機能です。

ちなみに、このAGPS機能で測位完了までの時間がどれだけ短縮されるのかというと、天気や時間帯、測位する場所の状況にも左右されるのですが、管理人のこれまでの経験では、AGPS無しでの測位では20秒から60秒近く必要としていた測位時間が、8秒から20秒ほどに短縮されるという結果になっています。

そのため、測位開始から20秒後にはすでに走り出せる状況になっているわけですから、今現在の管理人のSF-710Sの利用では、AGPS機能なしでの利用は考えられないほどの快適さと言っても言い過ぎではありません。



ただし、このAGPS機能は、最新のGPSデータをGPSウォッチに転送するという下準備が必要になることだけは注意が必要です。

そこで、具体的に、SF-710Sを利用している場合の転送手順をまとめてみると、
1、インターネット接続済みのスマートフォンで「Epson Run
      Connect」アプリを起動
 
2、スマートフォンのアプリ上で「AGPS」のボタンをタップする

3、SF-710Sの「右上ボタン」を長押しする

4、「通信設定」を選択する

5、「スマートフォン」を選択する

6、「通信開始」を選択する

7、スマートフォンのアプリ上で「更新」をタップ

8、アプリ上の確認用ポップアップメッセージから「OK」をタップ
という操作になります。

参考リンク:
スマートフォン活用ガイド(iPhone用)ダウンロードページ
エプソンさんより)


この操作完了後は、情報の読み込みと書き込みの両方が自動で行われ、その後、AGPS機能が利用可能になるというシンプルなものです。

確かに、文字で箇条書きにすると手間がかかると感じられるのですが、実際に行ってみると意外に簡単で素早く完了できる操作と言えます。




ちなみに、AGPS機能には、データの転送完了から2時間以内の利用が推奨されているため、2時間以上の時間が経過した場合、効果は次第に減少すると考えられることから、実際にランニングを行う直前の転送がおすすめと言えるかもしれません。


さて、そういったメリットを持つAGPS機能を利用するためのアプリ、「Epson Run Connect」にはiOSデバイスへの対応として、iOS6.0以上の
iPhone 4S以降のiPhone
iPad(第3世代)以降のiPad
すべてのiPad mini
iPod Touch(第5世代)
という制限が存在しています。

参考リンク:
Epson Run Connect
アップルさんより)


ただ、注意しなくてはいけないのが、対応機種にiPadやiPad miniの名前があっても、提供されているアプリはあくまでiPhone用のものですから、iPad上のApp Storeで「Epson Run Connect」と入力して検索を行なっても、iPad用のアプリだけを表示する「iPadのみ」の設定では検索結果に表示されないということです。

そのため、アプリの表示設定を「iPhoneのみ」に切り替える必要があります。

また、PCなどのiTunesで、すでにダウンロードした「Epson Run Connect」をiPadへインストールする時も、「iPhone、iPod Touch、およびiPad App」ではなく、「iPhone/iPod Touch App」 のグループの中からインストールするアプリとして選択する必要があるため、この点も戸惑う部分かもしれませんね。


そういった事情もあるためか、「Epson Run Connect」のiPadへのインストールを完了しても、表示されるアプリは、iPad用のデザインではなく、iPhone用のものをiPad用に拡大した状態になっています。

では、このiPhone用のアプリとして提供されている「Epson Run Connect」はiPad上では利用はできず、結果的にiPadのみを利用しているユーザーは、AGPS機能を活用できないのかというと、そうではありません。

というのも、「Epson Run Connect」のアプリ上で提供されている機能はAGPS機能を含め、活用可能になっているからです。

そのため、管理人宅でも、最新のiOSデバイスはiPad Airなので、iPad Air上からAGPS機能を利用しているのですが、iPad専用ではないためにやや違和感を感じる表示以外の部分では特に問題なく愛用しています。


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追記1:続きの記事を書きました
EPSON WristableGPS SF-810B/VとSF-710Sは何が違うのか?ユーザーガイド(取扱説明書)をしっかり読み込んで比べてみた

追記2:さらに続きの記事を書きました
心拍計内蔵のGPSウォッチ EPSON WristableGPS SF-810Bを実際に開封してみた

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
EPSON SF-810B/Vは腕時計型心拍計としてMio Alphaの代わりにも利用できるのか

追記4:さらにもうひとつ続きの記事を書きました
EPSON WristableGPS SF-810B/VとSF-710SのGPS測位スピードを比較してみた

追記5:加えてさらに続きの記事を書きました
WristableGPS SF-810B/Vの新機能、心拍ゾーンのオートゾーン設定とはどんな機能なのか

追記6:加えてもうひとつ続きの記事を書きました
SF-810B/Vの心拍計計測機能はインドアモードでの記録時に最大何時間利用できるのか?

追記7:加えてさらにもうひとつ続きの記事を書きました
不安のない安定した心拍計測が魅力?SF-810B/VとSF-710Sの水中での心拍計測を比べてみた

追記8:もう少し続きの記事を書きました
EPSON製GPSウォッチ SF-810Bの利用可能時間(バッテリー寿命)を調べてみた

追記9:さらにもう少し続きの記事を書きました
普段使いも可能なSF-810B/V?トレッキング対応GPSウォッチEPSON WristableGPS MZ-500B/Sはお買い得なのか

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