2014年10月4日土曜日

2014年発売の最新モデル、EPSON WristableGPS SF-810B/VとGarmin Forerunner 920XTの気になるスペックの違いをEPSON SF-710Sユーザーが比較してみた



毎日の生活の中でランニングなどの運動を楽しんでいる管理人ですが、2014年も昨年のEPSONさんが販売するWristableGPS SF-710S購入に引き続き、2014年10月17日発売のSF-810B/Vを追加購入することを決定しました。

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全部入りのEPSON製WristableGPS SF-810BとSF-810Vはどのように予約するのがおすすめなのか


では、追加購入を決定する時に、全く悩むことがなかったのかというと、そんなことはありませんでした。

なぜなら、GPSウォッチで有名なGarminさんがトライアスロンなどでの利用者が多い名機、Forerunner 910XTの後継機種として、Forerunner 920XTを2014年10月2日に発表したからです。

では、なぜ、管理人はGarminさんのForerunner 920XTではなく、EPSONさんのWristableGPS SF-810B/Vの追加購入を最終的に決断したのか?

その答えは、機能やコストパフォーマンスなどの管理人が実際の利用時に気になるポイントを比較した時に、WristableGPS SF-810B/Vの方が優れていると感じたからです。

その気になるポイントとは、
1、バッテリー寿命
2、心拍計
3、GPS補助衛星への対応
4、GPS補足時間を大幅に短縮するAGPS機能の有無
5、バイブレーションによる通知機能の有無
6、厚さと重さ
7、防水機能
8、メーカー直販価格
9、カラーバリエーション
の9つです。

それぞれのポイントについて、新発売となるGarmin Forerunner 920XTとEPSON WristableGPS SF-810B/V、さらに管理人が実際に2013年から愛用中のSF-710Sを加えた合計3機種で比較してみたいと思います。

1、バッテリー寿命
○時計表示時のバッテリー寿命
・920XT:120日間
・SF-810B/V:16日間
・SF-710S:20日間

○脈拍計測オンでGPS利用時のバッテリー寿命
・920XT:24時間(GLONASS併用時には20時間)
・SF-810B/V:20時間
・SF-710S:26時間

○ 脈拍計測オフでGPS利用時のバッテリー寿命
・920XT:特に記載なし
・SF-810B/V:24時間
・SF-710S:30時間

2、心拍計
・920XT:ANT+対応心拍計が別途必要
・SF-810B/V:内蔵心拍計を利用
・SF-710S:Bluetooth 4.0対応心拍計が別途必要

3、GPS補助衛星への対応
・920XT:ロシア版GPSのGLONASSに対応
・SF-810B/V:日本独自のGPS補助衛星みちびきに対応
・SF-710S:日本独自のGPS補助衛星みちびきに対応

4、GPS補足時間を大幅に短縮するAGPS機能の有無
・920XT:対応
・SF-810B/V:対応
・SF-710S:ファームウェアアップデートによって対応済み

5、バイブレーションによる通知機能の有無
・920XT:搭載
・SF-810B/V:搭載
・SF-710S:搭載

6、厚さと重さ
・920XT:厚さ12.7mm、重さ約61 g
・SF-810B/V:厚さ14.2mm、重さ約52g
・SF-710S:厚さ13.6mm、重さ約59g

7、防水機能
・920XT:5気圧
・SF-810B/V: 5気圧
・SF-710S:5気圧

8、メーカー直販価格(2014年10月4日現在)
・920XT:449.99 USD(約49,400円)
・SF-810B/V:40,824円(ポイント値引後の実質価格で38,783円)
・SF-710S:35,794円(ポイント値引後の実質価格で34,005円)

9、カラーバリエーション
・920XT:ブラック&ブルー、ホワイト&レッドの2種類
・SF-810B/V:ブラック、バイオレットの2種類
・SF-710S:シルバーのみの1種類
といったところでしょうか。

参考リンク:
Forerunner 920XT製品情報(英語)
Forerunner 920XTの仕様(英語)
Forerunner 920XT発売のプレスリリース(英語)
Forerunner 920XTの取扱説明書ダウンロードページ(英語)
Garminさんより)

SF-810B/Vの製品情報
SF-810B/Vの仕様
SF-710Sの仕様
SF-710S マニュアルダウンロードページ
エプソンさんより)

GLONASS
準天頂衛星システム みちびき
Wikipediaさんより)


管理人が特に気になったのは、920XTとSF-710Sで心拍計測機能を利用するためには、 もうすでにSF-810B/Vでは不要になった外付けの心拍計の装着がどうしても必要になってしまうということです。

さらに、その心拍計の購入にも追加コストが必要で、特に胸部にベルトで装着するタイプの心拍計の場合、装着自体をストレスに感じたり、利用後には、意外に手間と感じる装着用のベルトの洗濯が必要になるなどのデメリットが存在するのも間違いありません。

また、一方で、装着のストレスが少なく、洗濯の手間も不要な腕時計型の心拍計も存在し、実施に管理人もMIO Alphaという製品を購入したのですが、価格自体が2万円台となかなか高価という問題があり、気軽にすべてのランナーの方におすすめできるものではないというのが正直な感想です。

管理人作成の関連記事:
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そういった状況だったものが、SF-810B/Vが発売されることで一変することになります。

というのも、SF-810B/V購入のための3万円台の予算のみで、管理人が2013年発売のSF-710Sと腕時計型心拍計MIO Alphaの両方を購入することでようやく実現した環境を簡単に手にすることができるからです。

ちなみに、管理人の場合、 SF-710SとMIO Alphaの購入には6万円ほどの費用が必要でしたから、SF-810B/Vは発売直後から約半額に近いバーゲンプライスが提示されていると言っても言い過ぎではありません。

また、SF-710SとMIO Alphaの利用では、2本の腕時計を同時に装着する必要があったのですが、SF-810B/Vを利用する場合は、SF-810B/Vを装着するだけですから、よりスマートな形でランニングなどを楽しむことができます。

ただし、注意しなくてはいけないことが1つあります。

それは、SF-810B/VとSF-710Sはあくまでランニングなどをメインの種目としている一方で、920XTはマルチスポーツモデルとして発売されていることもあって、
・自転車などへの装着用マウント
・自転車用ケイデンスセンサーやパワーメーターなどの各種センサー   
といったアクセサリーにもメーカーとして正式に対応しているということです。

参考リンク:
Forerunner 920XT対応アクセサリー(英語)
Garminさんより)


そのため、トライアスロンをメインの競技として取り組むユーザーや、各種センサー等のアクセサリーを積極的に活用し、より精度の高いトレーニングを継続したいという方にとっては、先代機種の910XT同様、920XTが唯一の選択肢といえるかもしれません。

ただ、910XTのこれまでの販売状況を見ていると、海外版の910XTが発売された後で、日本国内版の910XTJが発売され、日本独自のGPS補助衛星みちびきに対応しているなど海外版とはやや異なる製品に仕上がっていましたから、SF-810B/Vではなく920XTの購入を決めた場合、しばらくの間、920XTの日本語版920XTJの発売を待つ必要がある可能性もあります。


管理人としては、今現在トライアスロンよりもランニングがメインの目的ということと、良い意味で機能に見合わない3万円台というディスカウント価格、さらには、日本の会社が生み出し、そして育てる新しいブランドということもあって、EPSONさんの WristableGPS SF-810Bを予約購入することにしました。

また、購入後もファームウェアアップデートで新たにGPS補足時間を大幅に短縮するAGPS機能を付与するなど、細やかな改善が行われ、アフターケアに手を抜いていないと感じる部分も管理人としては注目しています。

参考リンク:
WristableGPSファームウェア(日本語版)の詳細
エプソンさんより)


実際、AGPS機能などは、エプソンさんとしての企業利益を優先した場合、ファームウェアアップデートで追加する必要は全くなく、次世代機種となるSF-810B/Vを購入して初めて得られるメリットにしても良かったわけですが、それを選択しなかったということにSF-710Sユーザーの1人として管理人自身、好感を感じたのも事実でしたから。


管理人おすすめのSF-810B/V購入先リンク:
・管理人も購入の内蔵心拍計搭載最新モデルのブラックバージョン
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追記1:続きの記事を書きました
驚異的な測位スピードをサポートするSF-810B/VやSF-710S向けのAGPS機能はiPhoneだけではなく、iPadからも利用可能なのか

追記2:さらに続きの記事を書きました
EPSON WristableGPS SF-810B/VとSF-710Sは何が違うのか?ユーザーガイド(取扱説明書)をしっかり読み込んで比べてみた

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
心拍計内蔵のGPSウォッチ EPSON WristableGPS SF-810Bを実際に開封してみた

追記4:さらにもうひとつ続きの記事を書きました
EPSON SF-810B/Vは腕時計型心拍計としてMio Alphaの代わりにも利用できるのか

追記5:加えてさらに続きの記事を書きました
EPSON WristableGPS SF-810B/VとSF-710SのGPS測位スピードを比較してみた

追記6:加えてもうひとつ続きの記事を書きました
WristableGPS SF-810B/Vの新機能、心拍ゾーンのオートゾーン設定とはどんな機能なのか

追記7:加えてさらにもうひとつ続きの記事を書きました
SF-810B/Vの心拍計計測機能はインドアモードでの記録時に最大何時間利用できるのか?

追記8:もう少し続きの記事を書きました
不安のない安定した心拍計測が魅力?SF-810B/VとSF-710Sの水中での心拍計測を比べてみた

追記9:さらにもう少し続きの記事を書きました
EPSON製GPSウォッチ SF-810Bの利用可能時間(バッテリー寿命)を調べてみた

追記10:追加で続きの記事を書きました
普段使いも可能なSF-810B/V?トレッキング対応GPSウォッチEPSON WristableGPS MZ-500B/Sはお買い得なのか

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