2015年10月26日月曜日

2016年以降にもJALマイルを使ったお得な特典航空券を発券する時の4つの候補


コツコツとJALマイルを貯めている管理人宅にとって、とても衝撃的なニュースになったJAL国際線特典航空券でのファーストクラスとビジネスクラスの必要マイル数大幅改悪が残念ながらまもなく2015年11月1日から実施されます。

管理人作成の関連記事:
2014年11月26日発表のJALマイレージバンクリニューアルはどのように判断するべきなのか

2015年11月からのJALマイルを利用した国際線特典航空券改悪のためのQ&A


この改悪では、ヨーロッパ線などの長距離線を中心にファーストクラスやビジネスクラスの必要マイル数が最大33%も増えてしまいますから、それら上位クラスを国際線特典航空券として予約するための難易度の上昇は避けられません。

特に、管理人と管理人の家族の、大人2名分の特典航空券の確保が必要な管理人宅の場合、日本とヨーロッパ間のファーストクラス大人2人分は、これまで240,000マイル必要だったものが、改悪後は320,000マイルにもなってしまうため、JALマイルの有効期限内で無理なく貯めることが難しくなってしまうほどの影響がありました。

そのため、改悪が発表された時点で、急遽、2016年夏休み分の予約受付が開始される2015年9月を目標に、2名分のパリ行JAL国際線特典航空券ファーストクラスに必要なJALマイルを貯めて、予約することにしたくらいです。


しかも、改悪実施後は、有償の国際線航空券と比較した1マイルの価値が急激に低下してしまうことも、実際に計算してみた結果からはっきりしていますから、管理人自身は良いチャンスだったと考えています。

具体的に、ヨーロッパ線国際線特典航空券のファーストクラスとビジネスクラスの1マイルの価値は、
・2015年10月31日まで
 ファーストクラス:約11.11円~16円

 ビジネスクラス: 約4.58円~約6.59円  
・2015年11月1日以降
 ファーストクラス:約5.19円~約7.47円   

 ビジネスクラス: 約3.54円~約5.09円
となっていて、料金設定によって多少変動はあるものの、ファーストクラスへの悪影響が特に際立っていますね。

管理人作成の関連記事:
リニューアル改悪後の2016年夏のJAL国際線特典航空券のファーストクラスとビジネスクラスをお得に予約するための戦略

2人分のパリ行JAL国際線特典航空券ファーストクラスを2016年夏休み利用で予約するために管理人が実行した4つのこと

マイルを利用したJAL国際線特典航空券の1マイルの価値の計算に少しこだわって挑戦してみた


こうして、改悪が目前に迫った時期をむかえて、管理人が感じているのは、これまでの改悪前の時期は、分かりやすい形でJALマイルをお得に使えてきたという強い印象です。

というのも、
・ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの繁忙期
・ファーストクラスやビジネスクラスの上位クラス利用
・土日や祝日発着
といった条件を満たす特典航空券を発券する限り、それは基本的に1マイルの価値が高いお得なマイル利用になっていたからです。

逆に、改悪後は、ファーストクラスやビジネスクラスの必要マイル数増加で、予約と発券までの物理的なハードル自体が高くなるだけではなく、1マイルの価値も大きく低下してしまいますから、 これまでと同じ活用方法ではもったいないのかもしれないと管理人自身、考え始めました。

では、今後、管理人宅でどのようなJALマイルの活用方法を選択しいくのかというと、その候補としては、
1、海外発JAL国際線特典航空券
2、ワンワールド特典航空券
3、曜日限定特典
4、ディスカウントマイルキャンペーン
の4つがあります。

まず、1つめの、海外発JAL国際線特典航空券には、
・最終目的地が日本(おまけの国内線の自由度が高い)
・最終目的地が海外(必要マイル数と燃油サーチャージがお得)
という個性の異なる2種類の航空券が用意されているため、これらをしっかり活用すると、単純にJAL国内線特典航空券で国内旅行を楽しんだり、2つのJAL国際線特典航空券を発券して別々の海外の目的地を訪れるよりも格段にお得になる可能性があります。

特に、最終目的地が日本の海外発JAL国際線特典航空券の場合、15,000マイルを利用した韓国発の日本行きとして、
ソウル(韓国)→東京→沖縄→東京→ソウル(韓国)
といった形での韓国往復に沖縄往復がおまけでついてくるというような特典航空券利用も可能です。

もちろん、韓国のソウル発の航空券ですから、最初にソウルに行く必要があるのですが、現在は、格安航空会社さん(LCCさん)によるとても安価な片道航空券が販売されていますから、ソウル行きの航空券確保で特に問題はないはずです。

また、最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の場合も、2つの国際線特典航空券をまとめ買いしてしまうようなサービス設計ですから、必要マイル数も燃油サーチャージも意外なほどお得になってしまいます。

管理人作成の関連記事:
2種類の海外発JAL国際線特典航空券のお得な使い分けを考えてみた
 
いつでも最大26%引きのディスカウントマイル?海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の実際のお得度を計算してみた

まるでJAL国際線特典航空券まとめ買い割引?ビジネスクラスやファーストクラスを目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券で予約した時のお得度を計算してみた

マイルに加えて燃油サーチャージと税金の合計金額さえも大幅割引?最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の支払金額のお得度を計算してみた


2つめの、ワンワールド特典航空券もお得度を重視する場合、有力な選択肢になります。

というのも、ワンワールド特典航空券にも、JAL国際線特典航空券同様に、ファーストクラスとビジネスクラスの必要マイル数増加の改悪が行われるのですが、その必要マイル数増加はすべての総旅程距離を対象としたものではないからです。

具体的には、JAL国際線特典航空券で改悪が実施される都市までの距離が含まれる総旅程距離14,000マイルまでを中心に改悪される一方で、総旅程距離14,001マイル以上のファーストクラスやビジネスクラスの必要マイル数は改悪されていないからです。

管理人作成の関連記事:
2015年11月からのJAL国際線特典航空券の改悪後はワンワールド特典航空券の改悪も避けられないと考える理由

実施4ヶ月前のJALマイル緊急改悪?ワンワールド特典航空券でも必要マイル数増加が決定


つまり、このことから、JAL国際線特典航空券の代わりにワンワールド特典航空券でのファーストクラスやビジネスクラスのお得な抜け道的な利用ができないようすることが大きな目的の改悪と考えても良いかもしれませんね。

実際、管理人宅でも、今現在の現実的な目標としては、 総旅程距離14,001マイルから20,000までのワンワールド特典航空券ファーストクラス大人2人分の予約と発券を考えていて、この次の目標に向かってJALマイルをコツコツと貯め始めています。


3つめの、曜日限定特典とは改悪実施から1年間の期間限定ながら、
・日本発:火曜日、水曜日、木曜日、金曜日
・海外発:月曜日、火曜日、水曜日、木曜日

 というように、出発する曜日によっては改悪前の必要マイル数でJAL国際線特典航空券のファーストクラスとビジネスクラスを利用可能なキャンペーンです。

そのため、うまく活用できると、改悪前の必要マイル数でファーストクラスやビジネスクラスを予約できるため、お得なマイルの利用方法と言えるのは間違いありません。

ただし、曜日限定特典には通常の特典航空券よりも制限が多く、注意が必要です。

その制限とは、
・往復共に対象の曜日発の時のみ利用可能
・繁忙期に利用対象外期間を設定
・予約変更不可
・実質的な予約変更には払い戻しと新規発券が必要
 (予約変更毎に手数料3,100円または3,100マイルが必要)
・エコノミークラスやプレミアムエコノミーとの併用不可
・キャンセル待ち利用時にも制限あり
といったなかなか厳しいものです。

管理人作成の関連記事:
2015年11月以降のファーストクラスやビジネスクラスで必要マイルが割引される曜日限定特典は本当にお得なキャンペーンなのか


こうした制限がありますから、とても無条件でおすすめできるキャンペーンではなく、改悪前に発券を完了したファーストクラスやビジネスクラスのJAL国際線特典航空券とは全く同じ条件ではないことをしっかり確認した上での利用がおすすめだと考えています。


最後に4つめの、ディスカウントマイルキャンペーンを活用するというのも、単純に1マイルの価値を高いものにするためには有効な手段になる可能性があります。

というのも、JALさんが運航するフライトを対象にしたJAL国際線特典航空券だけではなく、JALさんと提携している様々な提携航空会社さんの特典航空券もディスカウントマイルキャンペーンの対象になっていて、中には割引率が約66%にまで及ぶキャンペーンもあるからです。

また、国際線特典航空券だけではなく、国内線特典航空券を対象としたディスカウントマイルキャンペーンも開催されていて、特に最近は、JMB G.G WAON会員を対象したおともdeマイルやマイルフライトでのマイルバックが実施されるなど、意外に多く割引された形での特典航空券の利用が可能になっています。

管理人作成の関連記事:
JALマイルを利用したディスカウントマイルキャンペーンが本当にお得なのかチェックするために大切なポイント

JAL国際線特典航空券が対象のディスカウントマイルやJALカード割引は本当にお得なキャンペーンなのか

通常15,000マイルが5,000マイルに割引?JALマイルを使った提携航空会社特典航空券ディスカウントマイルキャンペーンは本当にお得なのか

JALマイルの有効期限が3年から5年に延長?55歳以上限定のJMB G.G WAONカードの強力すぎる特典のお得度をじっくり考えてみた


これらのディスカウントマイルキャンペーンには曜日限定特典同様に制限が設定されるケースも多いのですが、キャンペーンの種類やタイミングによっては、利用できるのであれば即予約してしまうのがお得というチャンスが時々ですが存在するのも事実です。

管理人作成の関連記事:
国内線込みでも実質35,000マイルでパリ往復?成田空港利用のパリ行JAL国際線特典航空券利用は本当に損なのか


そういったキャンペーンを素早くしっかり利用するためにも、ディスカウントマイルキャンペーンという選択肢を頭の片隅に置いておくというのも損なことではないと管理人は考えています。




管理人作成の関連記事:
2人分のパリ行JAL国際線特典航空券ファーストクラスを2016年夏休み利用で予約するために管理人が実行した4つのこと

マイルを利用したJAL国際線特典航空券の1マイルの価値の計算に少しこだわって挑戦してみた

2015年11月からのJALマイルを利用した国際線特典航空券改悪のためのQ&A
 
JALマイルで利用可能な3つの国際線特典航空券はどのように使い分けるべきなのか

JALマイルを利用した3つの国内線特典航空券の使い分けを考えてみる

JALマイルを利用した特典航空券の中でどれがキャンセル待ち(空席待ち)を利用できる航空券なのか

2種類の海外発JAL国際線特典航空券のお得な使い分けを考えてみた 
 
いつでも最大26%引きのディスカウントマイル?海外が目的地の海外発JAL国際線特典航空券の実際のお得度を計算してみた

まるでJAL国際線特典航空券まとめ買い割引?ビジネスクラスやファーストクラスを目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券で予約した時のお得度を計算してみた

マイルに加えて燃油サーチャージと税金の合計金額さえも大幅割引?最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の支払金額のお得度を計算してみた

海外発のJAL国際線特典航空券の中で最終目的地が海外の特典航空券のみ国内線利用の自由度が大幅に制限されてしまっている理由

0 件のコメント:

コメントを投稿