2015年1月26日月曜日

JALマイルを利用した3つの国内線特典航空券の使い分けを考えてみる

毎日の生活でコツコツとJALさんのマイルを貯めて、国際線特典航空券の発券に活用している管理人宅ですが、国内線特典航空券での利用も面白いと感じています。

というのも、2015年1月現在、JALさんでは、マイルを使った3つの国内線特典航空券サービスを展開しているからです。

その国内線特典航空券とは
1、JALグループ国内線特典航空券
2、ジェットスター・ジャパン提携社特典航空券
3、おともdeマイル割引
の3つです。

ちなみに、おともdeマイル割引については、JALさん内部であくまで割引料金という位置づけなのですが、利用のためには必ず10,000マイル以上のまとまったマイルが必要という意味で、管理人は特典航空券に近い位置づけの航空券だと考えています。


さて、それでは、それぞれの国内線特典航空券について簡単に説明すると、
○JALグループ国内線特典航空券
・距離によって3区間に分類され必要マイルが異なる
・通常必要マイル数は12,000マイルから20,000マイル
・片道での利用も可能
・片道利用必要マイル数は往復の約60%から70%と割高
・JALカード割引やディスカウントマイルなどの割引も用意
・会員本人や会員の2親等以内の親族などのみ利用可能
・国内線ビジネスクラス相当のクラス Jも利用可能
・クラス J利用時には1区間につき、2,000マイル必要
・国内線ファーストクラスの設定はなし
・離島便利用時に2区間を5,000マイルで優遇利用も可能
・搭乗日の2ヶ月前の同日9時30分から予約可能
・予約期限は搭乗日の4日前まで
・キャンセル待ち(空席待ち)は利用不可
・発券から90日間予約変更などが可能
・日付や便、クラスの変更が可能
・搭乗当日に空港で予約便より早い同区間同クラス便へ変更可能
・発券から90日間の有効期限内には未使用時の場合のみ払戻可能
・払い戻し手数料は3,100マイル、または3,100円

○ ジェットスター・ジャパン提携社特典航空券
・距離によって2区間に分類されて必要マイルが異なる
・通常必要マイル数は10,000マイルから12,000マイル
・片道での利用も可能
・片道利用必要マイルは一律往復の75%と割高
・ディスカウントマイルの割引も用意
・JALカード割引の対象外
・会員本人や会員の2親等以内の親族などのみ利用可能
・搭乗日の2ヶ月前の同日10時から予約可能
・予約期限は搭乗日4日前の12時まで
・キャンセル待ち(空席待ち)は利用不可
・発券から一年間予約変更などが可能
・日付や便の変更が可能
・発券から一年間の有効期限内には未使用時の場合のみ払戻可
・払い戻し手数料は3,100マイル、または3,100円

○おともdeマイル割引
・会員本人は10,000マイル、同行者は割引料金での利用が可
・同行者向けの料金は路線や時期によって異なる設定
・同行後者向け料金は往復で21,000円から36,000円
・同行者の料金支払いはクレジットカード、またはe JALポイント
・同行者は3人まで割引料金での利用が可能
・同行者に親族などの利用上の制限はなし
・搭乗日の2カ月前9時30分から予約可能
・予約期限は搭乗日4日前の23時59分まで
・キャンセル待ち(空席待ち)は利用不可
・同行者にのみ、マイル加算あり
・クラス Jも利用可能
・クラスJ利用時には1区間につき、会員本人は1,000マイル、
 同行者は1,000円の追加支払いが必要
・国内線ファーストクラスの予約は不可
・搭乗当日の空港でファーストクラスに空席がある際のみ、
 国内線ファーストクラス料金を追加で支払うことで利用可能
・日付や便の予約変更は不可。
・搭乗当日に空港で予約便より早い同区間同クラス便へのみ変更可能
・キャンセル時には、同行者割引料金分の50%のみ払い戻し
・マイルの払い戻しは不可
・別途430円の払戻手数料も必要
 といったところでしょうか。

参考リンク:
JALグループ国内線特典航空券
JALグループ国内線特典航空券 マイル早見表
ジェットスター・ジャパン提携社特典航空券
ジェットスター・ジャパン(GK)特典航空券 詳細
未使用特典の払い戻しサービス
おともdeマイル割引
おともdeマイル割引利用条件
JALさんより)


管理人が特に面白いと感じるのは、同じマイルを利用した国内線特典航空券にも関わらず、それぞれ大きく特徴が異なることです。

具体的には、予約変更やキャンセルついては、おともdeマイル割引は他の2つの航空券に比べ、圧倒的に制限が大きいため、キャンセルは現実的ではありません。

そのため、実質的に旅程変更の可能性が存在する旅行のためには利用するべきではない特典航空券です。

一方のJALグループ国内線特典航空券とジェットスター・ジャパン提携社特典航空券はそれぞれ90日間と1年と有効期限に違いはあるものの、予約変更は容易で、とりあえず予約と発券を完了しておくことで、より旅行が具体的になった時期の微調整も可能なため、自由度がとても高い航空券という特徴があります。

ただし、この2つの予約変更が可能な特典航空券は会員本人や会員の2親等以内の親族などのみ利用可能という制限が存在しているため、家族旅行などでは活躍するものの、お友達同士などでの旅行では、利用が難しいというケースも考えられます。

しかし、おともdeマイル割引は、そうした親族などの制限はなく、さらに、割引価格は同行者3人まで利用可能ですから、仲の良い友人同士での旅行には、とても使いやすい航空券と言えそうです。

実際、管理人宅の場合も、旅程が確定しているのであれば、マイルの消費量が抑えられているにも関わらず、お得な旅行が可能なおともdeマイル割引は使いやすく、管理人と管理人の家族のような組み合わせでも利用したいと考えるほどです。

また、普段はJALカード利用などでマイルを貯めていて、飛行機への搭乗でマイル加算がないという方は、おともdeマイル割引での同行者マイル加算で、毎年1回のみ加算可能な1,000マイルまたは2,000マイルの初回搭乗ボーナスを獲得するというのもおすすめかもしれません。

参考リンク:
フライトでマイルをためる
「おともdeマイル割引」を利用して搭乗すると、マイルはたまりますか
JALさんより)


確かに、同じJALマイルを利用した国内線特典航空券の中にも、複数の選択肢が存在するとなると、どの特典航空券を利用するべきなのか悩んでしまうケースも多いと思います。

しかし、それぞれの特典航空券には意外にわかりやすい際立ったメリットとデメリットが存在していますから、それぞれの特徴を簡単に捉えた上で、思い切って選んでみるというのも大切だと管理人は感じています。





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