2017年1月14日土曜日

JAL国際線の機内エンターテイメント不具合のお詫びで3,750マイルがもらえた


管理人宅が2016年-2017年の年末年始のヨーロッパを目的地とした個人旅行でとあるトラブルに遭遇しました。

それが、JALさんの運航する国際線での映画などを楽しむための機内エンターテインメントの故障です。

具体的には、管理人の席のモニターで画面上のタッチ操作が全く認識されず、 利用開始直後の言語選択画面から全く移動できないというものでした。

そこでそのことに気づいたタイミングですぐに客室乗務員の方に伝えてみることに。

すぐに事情を理解してくれた客室乗務員の方は、モニターの電源ボタン長押しでの再起動や客室乗務員用のコントロールパネルでのリセット操作を行ってくれたのですが、改善されない状況が続きます。

しかも、操作していないにも関わらず急に再起動したかと思うと、勝手に再起動し続けるなど、症状は悪化しているような印象さえ管理人も感じました。

さすがに客室乗務員の方もこれは運航中になんとかできる症状ではないと判断したのか、他の席に移動する席の調整での解決を考えたようです。

しかし、その時はちょうど年末年始の繁忙期。

管理人宅は故障遭遇時にエコノミークラスを利用していたのですが、プレミアムエコノミーやビジネスクラスなどの上位クラスはもちろん、エコノミークラス内にも空席がない満席の状況でした。

そのため、席の移動による解決は現実的には難しかったようで、客室乗務員の方もあれこれ考えてくれている様子は感じ取れます。

しかし、解決までに時間が経過し、周囲の注目や視線も気になってきたことと、管理人自身、それほど機内エンターテインメントでの映画鑑賞などを重視していなかったこともあって、それ以上の対応の辞退を告げました。


その結果、提供されることになったのが、機内エンターテイメント不具合のお詫びとしてのマイルかJAL利用クーポンのいずれかを選択できるハガキです。

具体的なお詫びの内容は、マイルを選択した場合には3,750マイル、JAL利用クーポンを選択した場合には5,000円分というものでした。


つまり、JALさんの中では1円=0.75マイル、言い換えると1マイル=約1.33円という計算が成り立っていることが分かりますね。


ちなみに、管理人宅の場合、1マイルを少なくとも4円以上、可能なら1マイル=10円前後を目標に利用していますから、3,750マイルの方を選択。

気になるマイルの付与やJAL利用クーポンの到着はハガキの投函から約2週間後に完了するとの案内がありました。

しかし、実際には年末年始の慌ただしい時期+ハガキというアナログな申し込み方法を利用しているという悪条件にも関わらず、投函から7日後にはお詫び分の3,750マイルの積算を確認

想像以上に早い手続きの完了に管理人自身びっくりしてしまったほどです。


それにしても、3,750マイルというマイル数はお詫びとは言え、マイルの加算としては意外に大きいと管理人は感じています。

というのも、3,750マイルを貯めるために必要な行動は、
  • ショッピングマイル・プレミアムを付与したJALカードの利用で375,000円の決済
  • 日本国内線の区間マイルのみの計算では国内線最長路線の羽田-石垣間(1,224マイル)を3回分以上の搭乗
など、あまり手軽とはいえないものが多いからです。

実際、パリやロンドン、フランクフルトのようなヨーロッパの都市に日本から移動しても、運賃によって異なるもののボーナスを除いた純粋なマイルの付与は約3,000マイルから6,000マイルほど。

そのため、JALカードや上級会員資格の保有、あるいはキャンペーンなどによるボーナスマイルの追加量に左右されるとは言え、単なるお詫びのはずの3,750マイルが1回の旅行で獲得したマイル全体の意外に大きな部分を占めてしまうようなケースもあるはずです。


もちろん、今回の管理人宅のように、日本とヨーロッパ間の10時間を越える長距離線の利用では、機内エンターテインメントが利用できない状況は間違いなく歓迎できるものではありません。

しかしそれでも、機内では持ち込んだ書籍を読んで過ごしたり、眠って過ごす時間が長いなどの理由で機内エンターテインメントをそれほど重視していない場合には、実際のデメリット以上に嬉しいと感じるお詫びになるかもしれませんね。

実際、管理人も通常通り機内エンターテインメントが使えてマイルがもらえない選択肢と、機内エンターテイメントが飛行中に全く使えないのと引き換えにマイルがもらえる選択肢の両方から自由に1つ選べるなら、きっと毎回自分でタブレットや書籍を用意した上でマイルがもらえる方を選んでいるでしょうから。




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