2016年1月21日木曜日

韓国や東南アジアなど日本から近距離の空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた


最近、管理人が集中的に取り上げている空港税ですが、これまでに
  • ヨーロッパ
  • 北米
  • オセアニア
  • ロシア
  • 中距離アジア
の国々にある空港について、JAL国際線特典航空券利用時の実際の請求金額を調べてきました。

管理人作成の関連記事:
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オセアニアとロシア、中距離アジアの空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた


今回の記事ではその続編として、 韓国や東南アジアなど日本から近距離にある空港利用時の空港税を
  • エコノミークラス
  • プレミアムエコノミー
  • ビジネスクラス
のそれぞれのクラスごとに調べてみることにしました。

ちなみに、エコノミークラスやビジネスクラスは例外なくすべての路線で利用可能ですが、プレミアムエコノミーは今回の対象では香港のみ、さらにファーストクラスについては1路線も運航されていないなど多少の注意は必要です。

その気になる結果を日本からの距離が遠い順番に並べてみると、
マニラ(フィリピン):1,880マイル
・成田発着
  • エコノミー:4,580円
  • ビジネス:4,580円

香港:1,823マイル

・羽田発着
  • エコノミー:5,180円
  • プレミアム:5,180円
  • ビジネス:5,180円
・成田発着
  • エコノミー:5,220円
  • ビジネス:5,220円

広州(中国):1,822マイル

・羽田発着
  • エコノミー:4,780円
  • ビジネス:4,780円

高雄(台湾):1,491マイル

・成田発着
  • エコノミー:4,970円
  • ビジネス:4,970円

台北(台湾):1,330マイル

・羽田-松山発着
  • エコノミー:4,930円
  • ビジネス:4,930円
 ・成田-桃園発着
  • エコノミー:4,970円
  • ビジネス:4,970円

 北京(中国):1,313マイル・羽田発着
  • エコノミー:4,780円
  • ビジネス:4,780円
 ・成田発着
  • エコノミー:4,820円
  • ビジネス:4,820円

天津(中国):1,305マイル

・羽田発着(中部乗り継ぎのみ)
  • エコノミー:4,780円
  • ビジネス:4,780円

上海(中国):1,111マイル

・羽田発着
  • エコノミー:4,780円
    ビジネス:4,780円
 ・成田発着
  • エコノミー:4,820円
  • ビジネス:4,820円

大連(中国):1,042マイル

・成田発着
  • エコノミー:4,820円
  • ビジネス:4,820円

ソウル(韓国):758マイル
・羽田-金浦発着
  • エコノミー:5,910円
  • ビジネス:5,910円
・成田-インチョン発着
  • エコノミー:5,950円
  • ビジネス:5,950円

プサン(韓国):618マイル
・成田発着
  • エコノミー:5,460円
  • ビジネス:5,460円
といった形になりました。

管理人注:
上記の数字は、2016年1月21日にJAL国際線特典航空券の申込で発券直前の画面まで手続きを進めた時に表示される金額から往復の燃油サーチャージ金額 
フィリピン:4,000円
中国、台湾、香港:3,000円

韓国:600円
をそれぞれ差し引いたものです。
燃油サーチャージと異なり、空港税等は為替や税率の変動などの影響を受けて、その都度増減されるため、確認するタイミングによっては多少の違いが発生する可能性もあります。


参考リンク:
JAL国際線特典航空券
国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
JALさんより) 


こうして比べてみると、金額的には4千円台から5千円台の間で設定されているため、長距離線で利用する場合と比べて、往復の空港利用などに対する費用としてはリーズナブルだと感じました。

また、管理人として、特に面白いと感じたのは、これだけの空港がありながら1つも利用するクラスで空港税が増減してしまう空港が存在しないことです。

つまり、 ヨーロッパのロンドンやパリで、
ロンドン(イギリス):
・羽田発着
  • エコノミー:22,320円
  • プレミアム:34,510円
  • ビジネス:34,510円
  • ファースト:34,510円
パリ(フランス):
・羽田発着

  • エコノミー:9,960円
  • プレミアム:9,960円
  • ビジネス:15,140円
  • ファースト:15,140円
・成田発着
  • エコノミー:10,000円
  • プレミアム:10,000円
  • ビジネス:15,180円
 のような形で、上位クラスを利用時に意外に大きな追加費用を請求されますが、そうした空港は少数派ということが実感できますね。

もう1つだけ気になったポイントとしては、羽田空港利用時と成田空港利用時の空港税の金額の差です。

というのも、羽田と成田の両方から選べる路線では、羽田空港よりも成田空港の方が数十円ですが高い金額に設定されています。

つまり、成田空港は都心からのアクセスもあまり便利ではないために、羽田に比べて移動コストや移動時間が追加で必要になるにも関わらず、高い空港税が請求されているということですから、実際の利便性や競合空港との兼ね合いなども判断材料に加えられたよりリーズナブルな金額設定を実現して欲しいと感じたのも管理人の正直な部分です。




追記1:続きの記事を書きました
ホノルル(ハワイ)とグアムの空港税をJAL国際線特典航空券利用時のクラスごとで比べてみた

追記2:さらに続きの記事を書きました
東京発のJAL国際線特典航空券発券に必要な空港税を全ての目的地で調べてみた

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