2015年8月6日木曜日

プライオリティパスのUnited Club使用不可の改悪実施は代替ラウンジの用意で悪影響は本当に避けられたのか


管理人自身、海外に渡航する際には、プライオリティパスを利用して、空港での待ち時間を快適なラウンジで過ごすようにしているのですが、少しだけ気になっていることがありました。

それが、2015年5月15日に実施されてしまった、プライオリティパスでのUnited Club利用不可の改悪は、どんな影響があったのかということです。

管理人作成の関連記事:
2015年5月14日まで限定?プライオリティパスで使えるダラス空港のUnited Clubを利用してみた


というのも、管理人の手元にある2014年11月版のプライオリティパス対応のラウンジリストでは、
Atlanta
Austin
Boston
Chicago
Cleveland
Dallas
Denver
Fort Lauderdale
Guam
Honolulu
Houston
Las Vegas
London
Los Angeles
Melbourne
Minneapolis/St. Paul
New York (JFK)
New York (LGA)
New York (EWR)
Orange County
Orlando
Philadelphia
Phoenix
Portland
San Antonio
San Diego
San Francisco
Seattle
Tokyo
Washington(DCA)
Washington(IAD)
といった内容の合計31もの空港にあるUnited Clubが利用可能という案内がされていたため、このすべてに代替ラウンジが用意され、改悪の悪影響を回避できたのか気になったからです。

ちなみに、ユナイテッド航空さんのホームページ上で公開されている全United Club一覧では、プライオリティパスのリストでは対象に含まれていたはずの
Atlanta
Melbourne
は除外されている一方で、
Hong Kong
Mexico City
が追加されていますから、ラウンジサービスとしてのUnited Clubも変化を続けていることが分かりますね。

参考リンク:
ユナイテッドクラブ一覧
ユナイテッド航空さんより)


さて、問題は改悪の悪影響の有無をどうやって調べるのかということですが、今回管理人は、プライオリティパスさんが公開している2015年8月現在のラウンジリストと、管理人の手元にある2014年11月版のプライオリティパス対応のラウンジリストを比較して、 United Clubが利用できた時にはプライオリティパスでの利用対象になっていた空港名が、2015年8月版のラウンジリストでも表記されているのかどうかを確認することにしました。

つまり、2015年8月版のラウンジリストにそれまであったはずの空港名がない場合、United Club利用不可の改悪の影響を回避できず、ラウンジ利用の面で不便になってしまったということです。

気になる結果はというと、
Austin
Cleveland
Denver
Fort Lauderdale
Melbourne
Minneapolis/St. Paul
Orange County
Philadelphia
Portland
San Antonio
San Diego
San Francisco
Washington(DCA)
の合計13の空港ではプライオリティパスで利用可能なラウンジが1つも存在しない状態になっていました。

参考リンク:
プライオリティパスで利用可能なラウンジの最新リスト(英語)
プライオリティパスさんより)


管理人として、特に驚いたのは、プライオリティパスが利用不可になった空港に、知名度の高く、日本人旅行客の利用も考えられる空港も含まれてしまっていることです。

また、13もの空港が今回の改悪の影響を受けることになったわけですから、数字から考えても想像以上にインパクトの大きな変化だったことが分かります。


もちろん、United Clubのラウンジサービスは、他の航空会社さんのビジネスクラスラウンジサービスと比較した場合、
・提供される食事のあまり高くはない充実度
・アルコールの有償での提供
・シャワーサービスの提供不可
など、必ずしも満足度の高いものではないケースが存在したのも事実です。

しかし、空港によっては、他のプライオリティパスで利用可能なラウンジよりも早朝のかなり早い時間帯から夜遅くまで営業していることもあり、管理人としては海外の空港でフライト前に警戒心を少し下げられる場所としては有意義な選択肢でした。

そのため、United Clubの他に、プライオリティパスで利用可能な代替のラウンジが用意されている空港でも、選択肢が狭くなってしまったことは間違いありませんから、プライオリティパスでのラウンジ利用が完全に不可能な空港が増えてしまったことと合わせて、とても残念な改悪だと感じているのも正直な部分です。




管理人作成の関連記事:
2015年11月以降のファーストクラスやビジネスクラスで必要マイルが割引される曜日限定特典は本当にお得なキャンペーンなのか

リニューアル改悪後の2016年夏のJAL国際線特典航空券のファーストクラスとビジネスクラスをお得に予約するための戦略

2015年後半JAL国際線特典航空券予約の値上げで気になる2つの締め切り

マイルを使った出発当日の空港でのアップグレードは国際線特典航空券の予約戦略にどんな変化を生み出すのか

夏休みでもマイルを使った特典航空券を確実に予約したい時には必ず電話での予約をおすすめする理由

2015年4月1日からのJAL国際線特典航空券発券手数料の導入は本当に単純な改悪と考えていいのか

管理人がマイルを貯めて国際線特典航空券を入手し続けたいと考える3つのメリット

JALマイルを使った特典航空券の払い戻し手数料はキャンセル前に有効期限切れの失効マイルで支払うことはできるのか

関東在住のJALマイルユーザーはお得にヨーロッパ周遊ができる提携航空会社特典航空券もおすすめだと考える理由

JALマイルを利用して提携航空会社特典航空券を予約する時に気をつける3つのポイント

JALマイルで利用可能な3つの国際線特典航空券はどのように使い分けるべきなのか

JALマイルを利用した3つの国内線特典航空券の使い分けを考えてみる

4ヶ月で約50%割引の衝撃?JAL国際線特典航空券の燃油サーチャージは2014年度にどんな変化をすることになったのか

燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか

燃油サーチャージの変更月に特典航空券を変更した時、どのように差額は返金されるのか

0 件のコメント:

コメントを投稿