2014年10月13日月曜日

燃油サーチャージの変更月に特典航空券を変更した時、どのように差額は返金されるのか

コツコツとJALマイルを貯め、国際線特典航空券との交換に利用している管理人宅ですが、今年になって初めて体験したことがありました。

それが、燃油サーチャージ変更後に国際線第一区間を変更するというものです。

これは何を意味するのかというと、燃油サーチャージは最初の発券時とは別に、国際線第一区間を変更した際に燃油サーチャージ額の差額調整が行われるルールになっているのですが、今回の管理人宅の変更では、燃油サーチャージ額が値下げされた上での変更になったため、値下げ分の返金が受けられる状況になったということです。

管理人作成の関連記事:
燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか

参考リンク:
国際線「燃油特別付加運賃」「航空保険特別料金」のご案内
JALさんより)


今回のケースでは、日本からヨーロッパまでの燃油サーチャージ額は
2014年4月から9月30日まで往復50,000円
2014年10月1日から11月30日まで往復42,000円
となっているため、約8,000円ほどの返金が行われることになります。

参考リンク:
2014年4月1日から9月30日発券分までの燃油サーチャージ金額
2014年10月1日から11月30日発券分までの燃油サーチャージ金額
JALさんの国際運賃プレスリリースより)


ここで気になるのは、燃油サーチャージの差額調整によって返金が行われる予約変更を行った場合、どのタイミングでその返金が行われるのかということです。

ちなみに、実際の変更時の注意事項の表示では、
クレジットカードに払戻しいたします。
(上記の払戻し額は目安で、実際の金額とは異なることがあります。)
払戻しには2~3ヵ月かかります。ご了承ください。
という記載もあるため、それなりに時間経過が必要だと考えてしまう方も多いかもしれません。

では、実際の経過はどのようなものだったのか?

前提条件としては、管理人は2014年9月の段階で、もうすでにJALカードで燃油サーチャージ等の支払いを行い、特典航空券の発券まで完了し、その特典航空券に関して、2014年10月1日に予約の変更を行いました。

その後の流れはというと、
・2014年10月1日:
 予約変更完了
 ↓
・2014年10月12日:
 JALカード請求速報にマイナス売上として返金金額(差額調整分)が表示
 明細の表記は「JAL国際線サインレス/税等」
 ↓
・2014年10月15日:
 三菱UFJニコスさん発行のJALカードの締め日
 ↓
・2014年11月10日:
 11月の請求金額から返金金額が減額された形での引き落とし
といった形になります。

つまり、三菱UFJニコスさん発行のJALカードを利用して燃油サーチャージを支払った特典航空券の予約変更を燃油サーチャージ変更月の上旬に行った場合、翌月の引き落としまでには返金が完了するということです。

ちなみに、管理人がJALさんの燃油サーチャージの支払いにJALカードを選択している理由は、燃油サーチャージなどもJALホームページを含む特約店での支払いとしてカウントされ、最大100円で2マイル貯まるからというもの。

ヨーロッパまでの燃油サーチャージや空港税の合計金額、50,000円から60,000円ほどをJALカードで支払った場合、通常は500マイルから600マイルほどの付与でしかないものが、1,000マイルから1,200マイルほどのマイル付与に変更されるわけですから、かなり大きなメリットと言えます。


確かに、繁忙期の特典航空券の変更は難しいケースも多く、希望する日程に後から変更することを期待するよりも、330日前の国際線特典航空券の予約開始日に頑張ってみるのが一番おすすめな現状では、燃油サーチャージの差額調整による返金の恩恵を受ける機会は限られたものになるのも事実です。

管理人作成の関連記事:
夏休みでもマイルを使った特典航空券を確実に予約したい時には必ず電話での予約をおすすめする理由


しかし、もし仮により良い条件の空席が新たに見つかったのならば、燃油サーチャージの返金というメリットを活用することも含め、予約変更を積極的に行ってみるというのもおすすめだと管理人自身感じています。




管理人作成の燃油サーチャージ&差額調整の関連記事:
燃油サーチャージの値下げ後の特典航空券の予約変更では差額の返金や払い戻しは行われるのか 
(2014年10月2日)

4ヶ月で約50%割引の衝撃?JAL国際線特典航空券の燃油サーチャージは2014年度にどんな変化をすることになったのか 
(2014年12月18日)

燃油サーチャージが下がった直後だからこそ、特典航空券だけではなく有償の国際線航空券もお買い得なチャンスだと感じた理由
(2015年2月5日)

JAL燃油サーチャージの2015年度版の改定と2015年4月1日から5月31日までの燃油サーチャージ金額はどういったものになったのか
(2015年2月8日)

JAL国際線の有償航空券や特典航空券をキャンセルした時、航空券代金や燃油サーチャージはどんなスケジュールで返金されるのか
(2015年7月16日)

マイルに加えて燃油サーチャージと税金の合計金額さえも大幅割引?最終目的地が海外の海外発JAL国際線特典航空券の支払金額のお得度を計算してみた
(2015年9月4日)

必要マイル数も燃油サーチャージ・税金も最大数十%お得な海外発JAL国際線特典航空券 最大のデメリットとその対策
(2015年9月7日)

JAL国際線特典航空券で燃油サーチャージ金額の値下げが予想される時にそのメリットをしっかり受けるための2つの方法
(2015年10月12日)

2015年12月1日からのJAL国際線燃油サーチャージ値下げでの払い戻し金額を発券時期ごとに比べてみた
(2015年10月22日)

JAL国際線特典航空券で距離ごとの必要マイル数と燃油サーチャージ金額のお得度を計算してみた
(2015年11月10日)

JAL国際線特典航空券で予約可能な全目的地の距離、必要マイル数、燃油サーチャージを比べてみた
(2015年11月13日)

最大数万円が返金される燃油サーチャージ値下げ後の国際線特典航空券の予約変更を実際に体験してみた
(2015年12月1日)

2016年4月にJAL国際線燃油サーチャージが廃止された時、どんなことが起こるのか
(2016年1月3日)

JAL国際線燃油サーチャージ 激動の10年を振り返ってみる
(2016年1月5日)

海外発と国内発の2つのJAL国際特典航空券では燃油サーチャージの負担にどんな違いが生まれてしまっているのか
(2016年1月7日)

改悪前に発券済みのJAL国際線特典航空券を2016年4月の燃油サーチャージ廃止後に予約変更した時、大幅に増加した必要マイルは請求されてしまうのか
(2016年1月15日)

燃油サーチャージ廃止がJAL国際線で実施された時に慌てないためのQ&A
(2016年2月8日)

JAL国際線燃油サーチャージの2016年4月1日からの廃止決定と今後の注意点
(2016年2月9日)

燃油サーチャージの変更は何時からの新規予約や予約変更が対象になるのか
(2016年4月1日)

JAL国際線燃油サーチャージが2016年7月まで4ヶ月連続の廃止が決定
(2016年4月10日)

0 件のコメント:

コメントを投稿