2013年2月23日土曜日

無料の2013年版Acronis True Image WD Editionと製品版Acronis True Image Home 2010の違いを比べてみた

つい最近のことですが、管理人が利用しているデスクトップPCのハードディスクが故障し、リカバリの必要が生まれた時に、大活躍したソフトウェアがあります。

それが、Acronis True Image WD Editionというデータバックアップソフトウェア。

このAcronis True Image WD EditionはハードディスクメーカーのWesternDigitalさんが自社の製品ユーザー向けに、無料で提供しているバックアップソフトウェアで、使い勝手の良さに定評のある有料ソフトウェアAcronis True Imageを元にしていることからも、管理人自身、継続的なバックアップに活用してきました。

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そんなAcronis True Image WD Editionですが、管理人として気になることが存在しているのも事実です。

それは、無料で提供されているAcronis True Image WD Editionと有料で販売されている Acronis True Imageではどのような違いがあるのかということ。
そして、その違いは有料版を購入するだけの必要性があるのかということです。


こうしたことを調べる時に重要になるのは、そもそもAcronis True Image WD EditionとはどんなAcronis True Imageなのかということなのですが、そのヒントは意外にもWesternDigitalさんが配布しているユーザーマニュアルの中にあります。

というのも、ユーザーマニュアルのPDF自体が
ATIH2010WD_userguide_14192_jp 
というファイル名を採用していて、これがAcronis True Image Home 2010 WD Editionを示すということは簡単に思い至ることだと思います。

参考リンク:
Acronis True Image WD Editionユーザーマニュアルダウンロードページ
WesternDigitalさんより)


では、Acronis True Image WD Editionの元になったはずのAcronis True Image Home 2010は、2013年2月23日現在配布されているAcronis True Image WD Editionと全く違いは無いのかというと、実はそんなことはなく意外に大きな差が存在していることがわかります。

具体的には、管理人が実際に調べてみた限りという条件ですが、
・増分バックアップ非対応
・差分バックアップ非対応
・ZIP形式でファイルのバックアップを保存非対応
・Acronis Nonstop Backup非搭載
・Acronis Migrate Easy非搭載
・Acronis Universal Restore非搭載
・Try&Decide非搭載
・Acronis セキュアゾーン機能非搭載
・Windows PEのブータブルメディア作成機能非搭載
・tibファイル-仮想ハードディスクファイル間の相互変換非対応
・ダイナミックディスク非対応
となっています。

参考リンク:
Acronis True Image Home 2010までの機能比較
ラネクシーさんより)

Acronis True Image Home 2010の機能と利点
True Image 2013のよくある質問
Acronisさんより)


こうして機能だけ並べてみると、 Acronisさん独自の名称が多く並ぶことになるため、わかりにくいかもしれません。

しかし、管理人なりの解釈としては、高度なバックアップ形式や、Acronis True Image Home 2010では搭載されていたバックアップを行う上での便利な補助ツールが非搭載になったことが特徴として表れているということになると考えています。


では、製品版であるAcronis True Image Home 2010に比べて、これだけの機能や補助ツールが非搭載になってしまっているAcronis True Image WD Editionに利用価値がないのかというとそんなことはありません。

というのも、利用中のOSのデータを起動可能な状態のままバックアップし、それを元にリカバリするという、バックアップソフトウェアとしての機能はしっかり提供されているだけではなく、バックアップデータを仮想的にマウントし、外付けハードディスクのように扱いながら、必要なデータのみをコピーする機能などを始め、バックアップソフトウェアとして十分な頑張りを感じるというのが管理人の正直な感想だからです。

やはり、無料で配布しているのがハードディスクを販売しているWesternDigitalさんということで、あくまで、利用中のデータをWesternDigitalさん製のハードディスクにバックアップしたり、現在利用中のハードディスク上にあるOSデータを新たに購入したWesternDigitalさん製のハードディスクに引っ越すといった目的にAcronis True Image WD Editionに利用してほしいという思惑があると考えると、 Acronis True Image Home 2010に対するAcronis True Image WD Editionの機能制限は理解しやすいかもしれませんね。

とはいえ、これだけの機能と使いやすさを持ち合わせたソフトウェアが無料で使用可能というのは定期的なバックアップ習慣を継続する上では大きいと感じるのも正直な部分です。

実際に管理人も、毎月作成していたバックアップデータのおかげで、トラブル発生から1時間程度での復旧が可能でしたから。

管理人作成の関連記事:
ハードディスク故障判明から1時間で復旧?管理人が毎月バックアップを行なっていてよかったと感じた理由


今現在WesternDigitalさん製のハードディスクを利用していて、バックアップは行ったことがないという方は、 とりあえず一度Acronis True Image WD Editionを試してみるのもおすすめだと思いますよ。

参考リンク:
Acronis True Image WD Edition
WesternDigitalさんより)     


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