2012年12月24日月曜日

エアコンを満足して使えるためのソニー製学習リモコン設定を考えてみる~RM-PLZ530Dレビュー~


エアコンを学習リモコンで操作しようと考え、最大で8つまでの機器設定が可能なソニーさん製の学習リモコン、RM-PLZ530Dを購入した管理人ですが、無事、設定等を終えることができました。

ただし、注意点が4個ほど存在していたのも事実です。

具体的には、
1、オンとオフは別ボタンに設定する必要があること
2、温度設定の変更は温度毎に1つずつのボタンが必要になること
3、複雑な設定を活用する場合も、温度設定毎にボタンの数が増えること
4、現在の温度設定などは覚えている必要があること
といった4つです。

1つずつ見ていくことにしましょう。

まず1つめのオンとオフのボタンの設定については、エアコンのリモコンのように1つのボタンだけで利用することは不可能です。

というのも、エアコンのリモコンでは、オンにするときも、温度設定や風向き、風力、タイマー設定なども含めた形で、動作開始の信号を送信していて、それを単純に学習しても、エアコンをオンにすることはできても、オフにすることはできません。

そこで、活用するのが、リモコンが動作状態になっている状態で、電源ボタンを押し、電源オフにするための信号を学習させるという方法です。

具体的には、管理宅の冷房設定の場合、
電源オン:
学習リモコン右上にある緑色の電源ボタンに28度の冷房機能で動作開始する信号を学習

電源オフ:
学習リモコン右上にある緑色のTV電源ボタンに28度の冷房機能で動作時に、運転を停止するための信号を学習
というような形で利用しています。

ちなみに、28度という設定は管理人宅でよく利用する温度設定だったため、採用した温度です。

冷房機能を利用する時は、強力に部屋の温度を低下させたいことがほとんどという場合は、可能な限り強力に冷やすような温度設定を選択するべきでしょう。


2つめの温度設定についても、1つのボタンに、それぞれ温度だけではなく、エアコン自体の動作状態を学習させる必要があるため、利用する温度設定の数だけ、リモコンのボタンを消費することになります。

具体的には、数字ボタンを活用した場合で、
1:16度
2:18度
3:20度
4:21度
5:22度
6:23度
7:24度
8:25度
9:26度
10:27度
11:28度
12:29度
というように、1つの温度設定に対して、1つのボタンを対応させる必要が生じます。

この辺りは、温度設定の変更が、+と-のたった2つのボタンで設定可能なエアコン純正のリモコンの利便性を感じずにはいられませんね。


そして、この温度設定のボタン消費量の問題は、意外に他の部分にも影響を与えます。

それは、3つめの注意点で、風量や風の向き、さらにはタイマー機能など、エアコンの設定を変更したいと考えた時でさえも、設定温度との組み合わせを考える必要が生まれるということです。

つまり、
タイマー使用状態で28度設定の冷房動作
タイマー使用状態で27度設定の冷房動作
タイマー使用状態で26度設定の冷房動作
タイマー不使用状態で28度設定の冷房動作
タイマー不使用状態で27度設定の冷房動作
タイマー不使用状態で26度設定の冷房動作
というようなどこか似通っているリモコンの動作でさえも、それぞれ1個ずつリモコンのボタンが必要になるため、合計6個のボタンが消費されることを意味しています。

とはいえ、実際には、タイマーを使う機会といっても、就寝前などがほとんどですから、管理人宅の場合、少し冷房や暖房が弱いかなと感じるくらいで利用することばかり。
結果的に、それほど細かな温度設定が必要なわけではありません。

そのため、実際、タイマーについては、ある一つの温度設定に対して1時間後に動作が終了するのか、それとも2時間後に動作が終了するのか、2つのボタンが増加しただけでした。

また、ドライ機能についても、動作の強弱や風量、風向きなどで設定すべきボタン数は増えるのではないかと考えてしまうと思いますが、意外にも5,6個のボタンに学習するだけで、十分という結果でした。

この辺りは、エアコンの動作を普段からどの程度細かく設定したいのかということが影響する部分かもしれませんね。

管理人の場合は、風量や風向きに関しても、自動設定の品質にかなり満足していることもあって、シンプルな設定でも十分だったため、幸運だったと言えます。


最後の4つめの注意点、現在の設定状態を覚えておく必要があることが、意外に学習リモコンでエアコンを操作する時の最大の難点かもしれません。

というのも、学習リモコンには、エアコンのリモコンなら確実に搭載されている今現在の設定を表示する液晶画面が存在していません。

そのため、普通のエアコンのリモコン利用時は当たり前のように行なっている、今現在の設定を元に、どの程度の設定温度へ変更するのか考えてから操作するということが難しくなるのは確実です。

結果的に、設定温度などは次の操作まで覚えておく必要があり、これをストレスに感じる方も多いかもしれません。

とはいえ、ある程度はトライ・アンド・エラーも可能なのはもちろん、一先ずボタンを押してみて、その操作後に風量が増えるなどした場合、より強力なエアコン動作を求める温度設定へ変更したことがわかりますから、以前に設定した温度の大体の目安は分かるのも事実です。

そういった意味では、最終的には慣れの問題と言えるかもしれませんね。


以上の4つが、管理人自身が実際に学習リモコンにエアコンの信号を学習し、それでいろいろと試した際に見つけた注意点です。

ちなみに、管理人の場合、エアコン操作のための学習リモコンとしては、ソニーさんの学習リモコンの上級機、RM-PLZ530Dを利用しています。

しかし、管理人が試した限りでは、RM-PLZ330DとRM-PLZ430Dといった他のソニーさん製の学習リモコンでも問題なくエアコン利用が可能なため、操作する機器数に問題がないのであれば、そちらを選択するのも十分良い選択肢といえると思います。


いろいろな試行錯誤は必要な学習リモコンでのエアコン操作設定でしたが、結果的には、かなり満足のできる学習リモコン環境になったのも事実です。

やはり、目の前に存在するリモコンの数が減少するだけではなく、テレビの操作を行った学習リモコンを持ち替えなしに、そのまま利用して、エアコンの設定をスムーズに変更できるのは、快適そのものですから。

また、温度設定変更時に、温度設定を上昇させるために何度もボタンを押したりといったことが不要になり、設定した温度のボタンを1度押すだけで済むのは、こうした学習リモコン化を完了したメリットの1つといっても間違いないと思います。

そういった意味では、エアコン操作用途のためのRM-PLZ530D購入はかなり満足度と実利の大きなお買い物になりました。


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追記1:続きの記事を書きました
信号が強力な学習リモコンと複数台LEDシーリングライト運用の相性は想像以上に良かった

追記2:さらに続きの記事を書きました
学習リモコンユーザーの特権?OlasonicスピーカーTW-D7OPT(B)のタイムラグを無くす簡単な方法

追記3:もうひとつ続きの記事を書きました
3台の学習リモコン所有でも無駄ではない?自分専用のリモコンを持つというメリットを手放せないと感じる理由


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