2012年8月24日金曜日

長期保証対決?自炊用ScanSnap S1500購入時にメーカー提供の保証延長サービスが重要になる理由



日頃から、蔵書と新規で購入している書籍の電子書籍化を行っている管理人が愛用しているドキュメントスキャナの1つに、ScanSnap S1500があります。

その前にはより安価な機種を購入したりと試行錯誤は行ったのですが、結局、使い勝手と時間短縮の面から、追加で2台のScanSnap S1500を購入し、とりあえず満足のいく電子書籍自炊環境が整うことになりました。

さて、そのScanSnap S1500ですが、購入する時に、考えなくてはならないことが1つ存在しています。

それは、延長保証はどうするのかということ。

というのも、ドキュメントスキャナ自体、それほど安価な製品でもないにも関わらず、精密な動作を必要とする部品が多く採用されている製品です。

また、裁断した書籍などをスキャンすると、細かな紙の粉などが発生し、それがドキュメントスキャナへの悪影響を与えることも避けられるものではありません。

そういったことを考えた時に、修理代金やメンテナンス費用の負担を軽減する上で、延長保証は重要になるというのは間違いのないことですから。

さて、ScanSnap S1500向けの延長保証というと、多くの場合、2つの選択肢があります。

1つは、多くの家電量販店さんで提供されている延長保証
もう1つは、ScanSnapシリーズを販売するメーカーである、PFUさんが提供する延長保証

家電量販店さんの延長保証は5%ほどの加入料を支払うことで、3~5年ほどの保証期間への延長が受けられるもの。

一方の、PFUさんが提供する延長保証は
S1500シリーズの場合、3~5年の保証を5,250~9,975円
それ以外の機種の場合、3~5年の保証を3,150~5,985円
で受けられるというものです。

参考リンク:
ScanSnap保証延長サービス
富士通さんより)


こうして見てみると、 ScanSnapシリーズの販売価格が
S1500が3万円代前半
S1300iが2万円代前半
S1100が1万円台前半
という状況を考えてみると、圧倒的なまでに、 家電量販店さんの延長保証の方が、 メーカーであるPFUさんが提供する延長保証に比べてお得だと感じるのも正直な部分と言えます。

参考リンク:
PFUさんのドキュメントスキャナ最安値一覧
価格.comさんより)


例えば、 一番高額なS1500の場合で具体的に比べてみても、PFUさんの5年間保証加入費用は本体購入金額に対して約2割強にも及ぶことになりますから。


しかし、それでも、管理人はメーカーであるPFUさんが提供する延長保証への加入をおすすめします。

理由は2つ。

1つ目の理由は、ドキュメントスキャナの故障では、ユーザーではメンテナンスできない位置へ汚れが付着することで、修理が必要になるケースがあるためです。
この場合、部品交換などを伴わないクリーニングとしての対応になるため、量販店さんが提供する長期保証の対象外となる場合もありえます。

実際、一般的な長期保証に関する規約でも、クリーニング対応は長期保証の対象外と記載されているのが現実。

 参考リンク:
無料長期保証について
家電総合保証サービス
ヤマダ電機さんより)

長期無料保証について
有料延長保証規定
ケーズデンキさんより)


もちろん、店頭の係の方に聞いてみると、長期保証は、メーカー保証に準じていて、メーカーさんが、クリーニングも保証対応としているのであれば、長期保証でも無料で修理します、という回答が得られることもあるでしょう。

しかし、最近、ヤマダ電機さんをはじめ、長期延長保証の改悪は確実にエスカレートしています。

管理人作成の関連記事:
ハードディスクが対象外の保証?ヤマダ電機の長期保証が大幅改悪


そういった状況下で、さらに、文章としてしっかり対象外と記載されているクリーニングが頻発するような製品での量販店の長期保証に加入することはギャンブルとしての一面が強いため、管理人としてはおすすめできるものではありません。

故障して困っている時期に、思わぬ形で修理代金の請求をされてしまう事態は避けるべきだと考えているからです。


2つめの理由はというと、メーカーさんの延長保証の場合、メーカーさんとの直接の対応になるため、対応自体が早くなり、スムーズに進むということもあります。

やはり、量販店さんの保証を利用した場合、最終的にはメーカーさんへの送付が行われ、底で修理されることになるのですが、それでも、家電量販店さんとメーカーさんとの間で行われる往復の時間が、余分に必要になり、さらに、症状の説明なども多少伝言ゲームのような状態になることに。
その結果、修理対応が完了するまでに2~7日間程度の遅れが生じることは避けようがありません。

そういった意味では、実質的な利用可能期間を無駄に消費しないという意味でも、メーカーさんが独自に提供する延長保証にメリットが存在することも確かでしょう。

また、管理人自身も、電子書籍自炊の利用頻度の高さと、保証適応時のリスク回避ということから、 PFUさんが提供する延長保証を好んで利用しているというのも正直な部分です。

電子書籍自炊用のドキュメントスキャナとして、ScanSnap S1500を長く愛用していくことを考えた時、それほど悪い選択ではないと思えるため、 PFUさんが提供する延長保証加入はなかなかおすすめだと思いますよ。

管理人も愛用の電子書籍自炊製品おすすめ購入先リンク:
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