2012年6月23日土曜日

高機能低価格時代の詰め替えインク前提インクジェット複合機選びを考える



写真用の高画質プリンターとして、エプソンさんのPX-5Vをメインに利用している管理人ですが、文章などの印刷を主な目的とするプリンターは昨年の夏に故障してから買い替えを行わずに今まで過ごしてしまいました。

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これはもちろん、管理人宅での文章印刷の利用頻度が想像以上に減少してしまったことと、PX-5V自体が顔料インク搭載のプリンターということもあって、時々であれば、文章印刷をこなしてもコスト的な問題はないと管理人自身考えているということも理由といえるでしょう。

なんといっても、定期的にプリンターを利用することはインク詰まりを防ぐ上でも重要ですから。

しかし、つい最近、管理人の家族から、自宅でも気軽に印刷を行う用途が増える予定だということと、インクジェット複合機があると便利なケースが今までも何度か合ったということもあり、インクジェット複合機の購入を考える必要が生じました。

ただ、管理人宅の場合、すでに高画質な写真向けのプリンターは手元に存在するため、新たに購入するプリンターの用途は文章印刷が中心になることは確実です。

そうなると、色や画質にこだわる必要が生まれる写真印刷とは異なり、コスト的にも有利な詰め替えインクの利用も現実的になってきます。

そこで、詰め替えインク利用を前提にしたインクジェット複合機の購入を考えることにしました。

その中で管理人が考えた条件はというと
1、価格は高くとも1万円台
2、インク搭載量は多いものを選ぶ
3、最新機種ではない型落ち品を選ぶ
4、ある程度本体ががっしりした作りのものを選ぶ
5、スキャナはコピー機能だけで十分
という5つ。

それぞれ見ていくことにしましょう。

1つめの価格については、やはり、詰め替えインクを利用することが前提のため、故障してしまった後で、買い替えを考えなくてはならない時に、それほど心理的なダメージを受けないためには大切な条件でしょう。

とはいえ、最近はインクジェット複合機だけではなく、プリンター全体の価格下落に歯止めがかからない様な市場状況ですから、その点は心配無用かもしれません。

なんといっても、最安価な機種は送料込みで3,000円程度で購入可能な時代ですから。

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2つめのインク搭載量についても、ストレス無しで利用していくことを考えた場合、意外に重要と言えます。

というのも、詰め替えインクを利用した場合、インク残量の表示はPCの画面上から確認することが不可能になる場合が大半です。

そのため、インクカートリッジを取り出して、直接目でインク残量を確かめたり、印刷結果にかすれが生じた時に、インクを補充するなどの対策が必要になります。

ただ、そのどちらの対策も、手間や時間が必要だったり、インクヘッドへのダメージが生じる可能性もあるわけで、ストレスが全くない状態での利用というわけにはいきません。

それでも、インクジェット複合機本体に搭載されているインクカートリッジが大容量のものであるならば、インク補充の頻度は大きく減少することになるため、気軽に使っていくことが可能になるはずです。

とはいえ、インク搭載量といっても、基本的にメーカーさんからインクカートリッジの容量が開示されることは日本国内では稀なことですから、メーカーさんの製品仕様一覧などの印刷可能枚数やインクコストから推測することになります。


3つめの型落ち品を選ぶというのは、より古い製品を選ぶということを目的としています。

というのも、詰め替えインクを利用する場合、詰め替えインクメーカーさん側による最新の機種への対応がなされるまでに時間が必要な関係上、新しい製品ほど、販売されている詰め替えインクの種類が少ないなどの制限が生じている場合があります。

また、新しい高性能インクを採用している場合は、純正インクのみを利用するのであれば歓迎すべき事柄ですが、詰め替えインク利用を前提にした場合、詰め替えインクではインク詰まりが生じやすくなるなどの予期せぬトラブルに遭遇してしまう可能性が考えられるため、より古い製品を選ぶことが必須と言えます。

さらには、型落ち品の場合、価格的にも低下しているはずですから、1つめの理由同様コストパフォーマンスの追求でも有利なはずですね。


4つめのある程度本体ががっしりした作りのものを選ぶことは、故障などへの耐久性では重要になってくる条件です。

少なくとも、あまりに軽すぎる本体重量しか持っていないようなインクジェット複合機は、それだけ安価なコストの材料や部品のみで組み立てられているということでしょうから、精密な動作を何度も何度も繰り返すプリンターのような製品では、トラブルの面で心配になりますね。

重いということは、それだけ金属など、強固な部材で補強が行われている可能性が軽い製品よりも高いということですから。


5つめのスキャナ機能については、管理人の家族がそれほど高い頻度で連続コピーを行うことは考えられないということもあって、加えられた条件です。

最近ではインクジェット複合機といっても、自動で原稿をスキャンし、それを両面コピーするというような機能も一般的になりつつありますが、そのために購入価格が上昇するのであれば不要とのことでした。

こうして1つずつの条件を見てみると、高価格になりがちなハイエンド機種のような付加機能は不要ということもあって、プリンターメーカー各社のラインナップの中からやや上位の中級機をメインに考えることになりそうです。

上位の中級機といっても、1万円台で十分おつりが戻ってくる価格設定ですから、ここ最近のプリンターの価格低下には驚くばかりですね。

写真用プリンターはエプソンさんを好んで利用していますが、文章用プリンターでは特にこだわりはないので、エプソンさん、キヤノンさん、HPさんのいずれかのインクジェット複合機から、少し考えた上で選びたいと思っています。

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