2012年3月22日木曜日

改悪での強制的な原点回帰?2012年以降のJAL特典航空券取得のための戦略を考える

日頃からJALマイルをコツコツ貯めている管理人ですが、最近気になることがあります。

それはJALマイルのサービスが大きく改悪される方向に動いていると感じること。

その影響を最も感じたのは今年発表された、2012年度版JALカード割引での大改悪

具体的にはJALカードホルダー向けに提供されていた特典航空券必要マイル数の割引サービス、JALカード割引が、2010年度は20%割引、2011年度が10%割引だったのに対し、2012年度はどの路線であっても、一律で1,000マイルの割引のみとなりました。

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また、2010年度と2011年度ではJALカード割引がディスカウントマイルサービスとの併用が可能だったにも関わらず、2012年度ではディスカウントマイルサービスとの併用は認めない形でのサービス改悪を発表しています。

この他にも、実際に強く感じる改悪としては、特典航空券として割り当てられる座席数が大きく絞られているのか、JALさんホームページの特典航空券予約から見る座席数はその多くが空席待ちとなっているということ。

もちろん、路線や利用時期によって多少の空席変動はあるのは理解はしています。
しかし、管理人自身、比較的長くJALマイルを貯めていますが、例年より厳しいと感じるのが正直な部分です。

とはいえ、せっかくコツコツ貯めたJALマイルです。
どんな改悪があったとしても、無駄にするわけにはいきません。

そこで、今回は、今後も改悪が予想される2012年以降の特典航空券取得はどのような戦略を元に行うべきなのかを考えていきたいと思います。

そこで管理人が考える戦略は以下の3つ
1、早い時期に多くのマイルを保有する
2、330日前予約初日を活用する
3、早い時期からのキャンセル待ちを利用する

それでは、それぞれ1つずつ見ていきましょう。


1つめの、早い時期から多くのマイルを保有するということは、つまり、少々マイルを貯めるペースを増やし、具体的な特典航空券取得を考える頃にはある程度余裕を持った状態で予約ができるマイル保有数を達成しておくということです。

特に大切なのはマイル保有数。
これが一定マイル数に到達していないことには、予約はもちろん、キャンセル待ちすら受け付けてもらえません。
また、残り2つの戦略をうまく活用するためにも、マイル保有数は大きな影響を与えることになります。そのため、マイル保有数については十分注意する必要が出てくるでしょう。

逆に言い換えると、旅行直前に必要マイル数がなんとか貯まるという状況では、特典航空券をスムーズに手にすることが難しい状況になってしまったということを意味しています。



2つめの戦略の、330日前予約初日というのはJALさんが国際線の予約を受け付ける予約開始日のことです。

参考リンク:
330日前計算
JALさんより)


このサービスの機能を利用することで、国際線の特典航空券予約開始日を知ることができるます。

ちなみに、国際線の予約開始の時刻はご搭乗日の前日から数えて330日前の10:00から。また、国内線の予約開始時刻は搭乗日の2カ月前の同日9:30からとなっています。

予約方法は電話かインターネットのいずれか。
インターネット経由の場合、JALカード割引を受けることができますが、2012年度は1,000マイルのみの割引ですから、決定的なメリットとは言えないでしょう。

参考リンク:
JAL国際線特典航空券
JALグループ国内線特典航空券
JALさんより)


この、330日前の予約開始日に特典航空券予約を行うことは、JALカード割引などの強力な割引が提供される前までは、比較的一般的な特典航空券取得のためのテクニックの一つでした。

しかし、2012年4月1日~2013年3月31日というような年度で区切られる形でのJALカード割引というサービスが生まれたことで、330日から予約開始という制限よりも、JALカード割引が適応される期間の特典航空券をなんとか手にするという選択肢が生まれました。

それが、2012年にJALカード割引の恩恵が大きく失われたため、以前の330日前に予約を行うテクニックが重要になるという意味では、強制的な原点回帰が行われたと見ることもできるかもしれません。



3つめの戦略も基本的に2つめの戦略同様、できるだけ早く、キャンセル待ちを設定することで、希望する特典航空券を手にする可能性を上昇させようというものです。

キャンセル待ちと聞くと、当てになるのかと考える方も多いかもしれませんが、キャンセル待ちにペナルティが存在しない特典航空券予約では、想像以上に予約の移動が起こっているのか、キャンセル待ちは意外に役立ちます。

しかし、待ちに待ったキャンセル待ちが出たとしても、一人分の空きだけということが大半。そこから複数名分の空きを待つとなると途端に難しさは上昇します。

そういった意味でも、できるだけ早い時期にキャンセル待ちを開始し、旅行開始前までに、少しずつ空席を集めていく必要が生まれるということです。


ただし、2つめの戦略も3つめの戦略も、予約やキャンセル待ちを申し込む段階で、必要マイル数を保有していないことにはどの手続も行うことができません

そのため、1つめの早い時期から多くのマイルを保有するという戦略の大切さが際立つことになります。


以上、3つが管理人自身特典航空券を確実に取得するために、実際に行う戦略です。

こうしてみると確かに、原点回帰と感じるだけに当たり前と思える部分も多く含んでいるかもしれません。
しかし、それだけに確実性を高める効果も間違いのないものです。

コツコツ貯めたマイルも実際に利用するときの使い方次第で、その価値は何倍にも大きなものに変わります。
せっかくのマイルですから、最後の最後で後悔のないように思いっきりお得に使っていきたいと管理人自身考えています。


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